Contents

  1. PAD元年、謹賀新年
  2. シアトル
  3. 早期除細動が救命の「鍵」
  4. “ケータイ”よりチョー簡単!
  5. たった一つだけ注意が必要ですから
  6. AEDもいろいろ、波形やエネルギーもいろいろ
  7. 一般市民もすなる除細動
  8. サンタクロースもAED
  9.  携帶電話みたいに
  10. 自己責任!?
  11. “I have a dream that one day ・・・”
  12. ♪ミミファソソファミレ…
  13. (出典、参考文献)

PAD元年、謹賀新年

9 携帶電話みたいに

皆さんは携帶電話をお使いでしょうか。
ほとんどの方がお持ちでしょう。
でも、10数年前にはお持ちの方はそうはいなかったはずです。
その頃の携帶電話は50万円以上して、大きさも重々しいバッグぐらいあって肩から提げたり、自動車に設置したりして使っていました。
今では懐かしい「トレンディー」と言われるごく少数の方だけが持っていました。
それが今、持っていない人はいないくらいです。
サイズも小さくなった上、画面がカラーになって、i-modeや写メールや着メロがついていて、色々な機能がついています。
さらに価格も数万円になっています。
以前には投売り状態で1円というものもありました。

AEDも同様です。
現在、日本での価格は50万円前後ですが、これからどんどん一般市民へ普及していきますと、価格はどんどん安くなっていきます。
少なくとも、アメリカの価格に近づくでしょう。
そのときに新しいものほど性能がよくなっていきます。

また、同じ機種の携帶電話を長年使われている方はいらっしゃらないでしょう。
どんどん性能のよい新機種が出てきて、その上安価になっているからです。
バッテリーを買い替えて使おうと思うと、割高に感じるからです。
AEDも5年後にバッテリーを買い替えて使おうと思うと、割高に感じるようになるかもしれません。

サイズもどんどん小さくなっていきます。
大きめのノートパソコンサイズからパスポートサイズへ、果ては携帶電話サイズになるか、携帶電話の機能に付属するのではないかと思っています。
一家に一台の「ホームAED」から、さらに発展して一人一台の「パーソナルAED」になっていきます。
地域住民の一員として「パーソナルAED」を携帯するのです。

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