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メディカルレビュー社
わが国の循環器救急医療の現状と2010年蘇生に関する国際ガイドラインの展望 番外編


日本の院外心停止のウツタイン登録は、世界に類を見ない規模でスゴイ


野々木

日本から大変なデータが・・・日本全国のウツタイン登録から出ていますけれども、海外にああいうデータはないのですよね。

長尾

ないですね。世界に類を見ない規模で・・・。

野々木

海外で一番規模が大きいのはどこなのでしょうか。

長尾

多分、年間10万人以上の集計データはないと思いますね。院内ウツタインデータでは、アメリカで大きなデータが・・・Nadkarniさんたちがやっている院内心停止のレジストリーはありますが・・・。

野々木

NRCPR ですね。あれで40,000件とか、そんな数ですよね。今度の日本からのデータは 300,000例、400,000例という大規模なデータで、まずないですね。

長尾

ええ、ないですね。

安田

先生方の研究を拝見させていただいて本当にすばらしいと思って。CPR はなかなか日本では難しいけれども、前向きに質の高い、標準化されたデータをきちんと登録していくことがやるべき道ではないかなと思って。

野々木

これは心強いですよね。今まではガイドラインに引用されようと思うと、無作為比較試験でないといけないというところがありましたが、ちゃんとした前向き登録を行って、大規模であれば、相当の解析を行うことでものが言えるようになったという・・・。

安田

ええ、本当にそう思いました。

野々木

その通りですね。

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