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メディカルレビュー社
わが国の循環器救急医療の現状と2010年蘇生に関する国際ガイドラインの展望 番外編


退院前の心肺蘇生法の講習指導に保険診療点数を


野々木

市民が心肺蘇生法をしてかなり救命率が上がっているので、次にこれをつないで救急病院でサポートして治療しようと思ったら、医療従事者が頑張らないといけないということになりますね。全国どこへ行っても同じ治療が受けられるかと言ったら、なかなかそうはなっていませんよね。でも、その時には、やはり労働環境をよくしてもらわないといけないだろうということですね。本当に市民が安心・安全を求めるのだったら、きちんとそういう施設に交付金・補助金を送ってくださいねということです。人員も必要ですということです。市民の皆さんにもそういう理解を得ないといけないかなって思っているのです。

長尾

いろいろな市民講習を先生方がやっていますけれども、あれもボランティアですよね。退院前に本人とその家族にAEDを含むCPR講習を行えば保険点数がつく。指導料みたいなものが算出できる。そのようになればいいと思うのです。

野々木

そうですね、よく言われていますね。「栄養指導は点数がつくのに、退院前の心肺蘇生法の講習指導は点数にならない」 という話がありますね。そういうところも確かにそうです。まったくその通りですね。

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  1. はじめに
  2. 残念なことに、20世紀の10大業績にCPRもAEDも挙げられていない
  3. 退院前の心肺蘇生法の講習指導に保険診療点数を
  4. 患者さんの早期受診を促すのに、キャンペーンだけでは駄目
  5. 海外の人とのコラボは非常に大事
  6. JRC(日本版)ガイドライン2010はCoSTR 2010と同時に発表へ
  7. CPR+AEDの実技講習を短時間に
  8. 日本の院外心停止のウツタイン登録は、世界に類を見ない規模でスゴイ
  9. CoSTR 2010で胸骨圧迫だけのCPRは・・・
  10. 心停止後症候群(PCAS)の治療には、循環器医と救急医が一緒になって行うことが必要
  11. 循環器救急医療委員会の活動はこれから非常に大事
  12. 行政への働きかけは重要・・・でも、今後の課題ですね