野々木 |
市民が心肺蘇生法をしてかなり救命率が上がっているので、次にこれをつないで救急病院でサポートして治療しようと思ったら、医療従事者が頑張らないといけないということになりますね。全国どこへ行っても同じ治療が受けられるかと言ったら、なかなかそうはなっていませんよね。でも、その時には、やはり労働環境をよくしてもらわないといけないだろうということですね。本当に市民が安心・安全を求めるのだったら、きちんとそういう施設に交付金・補助金を送ってくださいねということです。人員も必要ですということです。市民の皆さんにもそういう理解を得ないといけないかなって思っているのです。 |
長尾 |
いろいろな市民講習を先生方がやっていますけれども、あれもボランティアですよね。退院前に本人とその家族にAEDを含むCPR講習を行えば保険点数がつく。指導料みたいなものが算出できる。そのようになればいいと思うのです。 |
野々木 |
そうですね、よく言われていますね。「栄養指導は点数がつくのに、退院前の心肺蘇生法の講習指導は点数にならない」 という話がありますね。そういうところも確かにそうです。まったくその通りですね。 |