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メディカルレビュー社
わが国の循環器救急医療の現状と2010年蘇生に関する国際ガイドラインの展望 番外編


循環器救急医療委員会の活動はこれから非常に大事


野々木

循環器救急に関して、これまでは日本循環器学会自体は興味を示していなかったのですが、最近になってこういうエビデンスがたくさん出始めたら、こちらの領域に目が向いてきはじめましたね。心原性心停止のデータとして、特に全国ウツタイン登録の400,000件のデータにえらく注目し始めた理事の先生もいて、ちょうどいいチャンスかなと思います。

これをよい機会にして、まず循環器救急医療委員会として、長尾先生に 「心原性ショック症例」 登録を作ってもらいますので、その後にエビデンス発信もしていきたいと思っています。そういうところで、この循環器救急医療委員会の活動はこれから非常に大事かなと思っています。実は、この委員会は一番大きいのです。日本循環器学会の各種委員会の中で、この循環器救急医療委員会が一番大きいのですね。

安田

人がですか?

野々木

人もですし、循環器救急医療委員会の中に小委員会が4つ・・・蘇生科学小委員会、JCS-ITC運営小委員会、循環器救急医療制度委員会、AED検討小委員会の4つがあるのです。

安田

4つもあるのですか。

野々木

ええ。普通、4つもある委員会はないですよね。なかなか、大きくなってきたのですよ。だから、今後いろいろなことかできるかなというふうに思っています。

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  1. はじめに
  2. 残念なことに、20世紀の10大業績にCPRもAEDも挙げられていない
  3. 退院前の心肺蘇生法の講習指導に保険診療点数を
  4. 患者さんの早期受診を促すのに、キャンペーンだけでは駄目
  5. 海外の人とのコラボは非常に大事
  6. JRC(日本版)ガイドライン2010はCoSTR 2010と同時に発表へ
  7. CPR+AEDの実技講習を短時間に
  8. 日本の院外心停止のウツタイン登録は、世界に類を見ない規模でスゴイ
  9. CoSTR 2010で胸骨圧迫だけのCPRは・・・
  10. 心停止後症候群(PCAS)の治療には、循環器医と救急医が一緒になって行うことが必要
  11. 循環器救急医療委員会の活動はこれから非常に大事
  12. 行政への働きかけは重要・・・でも、今後の課題ですね