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いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ

ACLSのきっかけは・・・竹下彰教授@日本循環器学会
菊地 日本循環器学会九州支部でのACLSプロバイダーコースの準備をお手伝いしていただいて、感謝しています。先ほど無事終了することが出来ました。
先生の方はAHA BLSヘルスケアプロバイダーコースお疲れ様でした。
漢那 いえいえ。よかったね〜。
漢那先生
菊地 そう言えば、先生と初めて会ったのも、日本循環器学会総会を九州でやった時かな? 違うかな?
漢那 あっ、そしたら多分さあ・・・、竹下先生が会長やった循環器学会の後じゃないかなと思うんだけど。多分、そうじゃないの?
竹下先生が引退する前の年ぐらいだったと思うんですよね。
菊地 「ACLS基礎講習会」、今で言う、ICLSコース・・・。あの時学会で開催したんだよねぇ。
そのACLS講習会の後に一緒に飲みに行った覚えはあるんだ。駅近くの居酒屋に・・・。岩手医大の後輩の及川浩平とも行ったんだ。確かなあ・・・違ったかなあ。
漢那 そう、そう、そう、そう。
菊地 あー。なんか、そんな覚えがあるんだよな。
漢那 竹下先生は、実は凄く臨床家で、アメリカに行ってる時は、かなり臨床バリバリされてたみたいなんで・・・。あのー・・・いわゆる、他の研究中心の方々とは、毛色が違うとかいう話もあるんですよね。
それで、そういう臨床的なところに興味を・・・。
菊地 うんうん。
漢那 今になって思うとですね、ACLS、いやICLSに関してはですね、ある意味、竹下先生がねえ、きっかけを作ってくれたのよ。
菊地 へー。
漢那 元々ですね、九大の循環器内科におられた女医さんで瀬戸口さんっていうのがいて、いきなり救急部にやって来てね。
彼女自身はアメリカに数年留学してて、ACLSコースとかも受けてたみたいで、九大病院の病棟での、「Harry Call」 とか、心肺蘇生がイマイチいけてないということが凄く不満に思ったみたいで、

「日本のこの状況はなんなのよ?」

みたいな・・・、不満に思ったらしくて・・・。
菊地 ええ。
漢那 その不満を上司の竹下教授に言ったら、「じゃあちょっと、救急部に相談に行ったら」 と言われて、その窓口になったのが僕だったと。
菊地 あー、そうなんだ。
その彼女が救急部にいきなりやって来たんですね。それで先生が対応したわけだ。
漢那 そうそう、そこでですね。それが2000年だったかなぁ、7月か8月くらいの時期だったんですけど。
菊地 うん。
漢那 で、そのうち徐々にACLSのことをやりだして、「じゃ、そういう事なら良いことだから、来年の研修医にちょっと教えてあげてください」みたいな話になって。
菊地 うん。
漢那 最初、彼女と僕だけだったのね。二人だったらなかなかね・・・、全員にする事できないよね・・・。
菊地 うん。
漢那 研修医はその当時100人ぐらいだったんだけど、「まあ、そのうち希望者の20人ぐらいに教えられればいいかな」ぐらいに思ってたんですけどね。
菊地 うん、うん。
漢那 そしたら、竹下先生が、「いや、そういう良いことは全員にしてください」 と。「えーっ?」 という話だったのよ(笑)。
菊地 そりゃそうだよね (笑) 。
漢那 そんな話になったのが、9月か10月ぐらいで、ほら、次の年の採用まで半年ぐらいしかないわけよね。
半年の間に次の採用の研修医100人を教えるための準備をしなきゃならないという、恐ろしい課題を与えられたわけですよ。
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シリーズ 「いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ」 の第三回目は、九州大学の漢那朝雄先生にご登場いただきました。
菊地とは同い年ということもあって、ACLSなどの蘇生教育を通じてすごく親しい間柄になっています。
そのため、快くインタビューに応じてくださり、菊地の意図通り、日常通りの飾らないありのままの会話を掲載することができました。
その反面、菊地につられて会話が砕け過ぎて上品さに欠けてしまったことをご本人は非常に心苦しいと感じております。
この点に関してご不快に思われた方々は、お許しください。ご本人および菊地からお詫びいたします。ゴメンなさい。

漢那朝雄先生の略歴

漢那朝雄先生
1966年沖縄県生まれ。中学から単身福岡の中学へ・・・。
出身校の久留米大学附設高等学校は、ニュースキャスターの鳥越さん、ホリエモンなどの出身校。 最近では、中高時代の同級生の弁護士、本村健太郎さん(山崎邦生似)がよくテレビに出演されています。
1992年、九州大学医学部卒業後に病院勤務、日本国際協力事業団への出向などを経て、2002年、九州大学医学部附属病院救急部(現在救命救急センター)・集中治療部兼務。現在にいたる。

心肺蘇生法教育活動全般に携わっておられます。
 ICLS: Immediate
Cardiac Life Support
心肺蘇生における、突然の心停止に対する最初の10分間のチーム蘇生に重点を絞ったコース。当初「ACLS基礎コース」と呼んでいたが、その後「ACLS基礎(ICLS)コース」となり、2005年度からは単に「ICLS コース」と呼称される。

ACLSが安定した不整脈管理や脳卒中なども含む幅広い循環管理を目指しているのに対して、ICLSの名称には突然の心停止に対して直ちに対応するという意味が込められている。
日本救急医学会 ICLS