AEDを使う心肺蘇生法(CPR)ホームページ
Push,Push,Pushは、皆さんへのメッセージです。 J-PULSEホームページ

いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ

福岡県のAED普及率は人口当たりにすると、全国でも3本指に入るんじゃない?
漢那 アメリカは、そういう30年ぐらいの歴史があって、今に至ってるわけなんで、日本は超盛り上がってきたのがこの10年だから、まあ、そういう意味では爆発的に広がったと思うんやけれども ・・・ 。
菊地 うん、そうだね。
漢那 それがもうちょっと広がってないと、そういう 「善きサマリア人法」 みたいなところの、法律的なところが、もうちょっと整備されると、警官もしなかったら 「お縄よ」 と。
菊地 うん。
漢那 「Guilty」 というような状況になると、もうちょっと、ハートセイバーAEDとかさ。それぐらいの人達向けの講習ってのがもうちょっと普及する社会的環境が出来ると思うんだけど。
菊地 うん。
漢那 今はちょっと、「マス」 として、必然性があまりないもんね。
菊地 そうかー ・・・ 。熱しやすいから広まったんだよね、AED。
漢那 うん。
菊地 まだまだ?
漢那 いや・・・福岡市に関していうと凄いですよ。福岡県、多分ね、どうだろう ・・・ 人口当たりにすると、全国でも3本指に入るんじゃないかぐらい、多分あると思う。
菊地 ホント?
漢那 ひとつは、福岡市内だけで100以上の施設に入ってます。たとえば、福岡銀行は多分全支店配備じゃないかと思う。
菊地 あーっ。九大も多いもんね。ハッハッハッ (笑) 。今日見たらさ、九大なんか100メーターぐらいのとこに2つぐらいあるもんね。
漢那 そうそう。九大は多いですね。院内にXL (ハートスタートXL) が43台と、FR2でハリーコールと連動しているやつが35台あるので ・・・ 。プラスアルファで37、8台かな? 手術室のさあ、除細動器を足したら、100台近くなるよ。
菊地 凄いよねー! なんかねぇ、「犬も歩けば ・・・ 」 じゃないけど・・・すぐに当たるもんね。
漢那 ハッハッハッ(笑)。
漢那 まあ・・・よく考えるとね、それはコストエフェクティブ (費用対効果) かと考えると、そこまでは不要っちゅう話しはあるんだけども、まあ、「それぐらい安全に気を配ってますよ」 っていう意味では価値があるんだろうと思いますけど。
菊地 宣伝費としてもね。
漢那 うん。
菊地 そうか・・・。福岡、結構多いんだ。
漢那 宝くじの収益金が、福岡市と北九州市っていう政令指定都市を除いた市町村に補助されたのよ。市町村振興補助金って言ったかな、色々あるらしいんやけど、それは政令指定都市以外に来るんだって。
それでね、そこの全小中学校とか役所にねぇ、AEDを1,000台ぐらいね、配ったんだよ。
菊地 へぇー。
漢那 確か ・・・ なんか俺が話し聞いたのは、そこの福岡の会長さんをしよる人の友人のお子さんが、過去に急死した経緯があったみたいで、AEDというものを聞きつけて、「こういうのを配布したい」 って言ったみたいよ。
菊地 ふーん。
漢那 消防とかとも話して、福岡県の中の政令指定都市以外のね、小中学校とか、講習が終わって使える人が居るような所にねぇ、「バーッ」 て配ったのよ。確か、おととしかなー ・・・ 去年かなあ。
菊地 へえーっ (驚) 。
漢那 1,000台とか ・・・ すごい単位で。それには、県の医療指導課の人達も凄く熱心で、配っちゃったのよ。
菊地 へえーっ。
漢那 県の医療指導課の人とも、僕は仲が良いんですけども。だから、保健所の職員とかにね、心肺蘇生法指導者養成講習会みたいのを頼まれてて、いつも小池先生と金色先生と僕と、あと、ウチのAHAのインストラクター1人、2人連れて ・・・ 毎年やってんですよ、そういうの。
菊地 ふーん。いいねぇ。次には、その人達が教えるんでしょ?
漢那 いきなりそんなさあ、教えて慣れてないからさぁ、ほんとに教え切れるかどうかわかんないけどね。
菊地 うん。
漢那 ただ、次回からは、AEDの使い方と胸骨圧迫さえ教えてくれればいいかなと ・・・ 。
菊地 そうね、そうね。
漢那 そういう意味で、救命の可能性は広がるよね ・・・ 。
菊地 プッシュ、プッシュ、プッシュ、ね。
漢那 あ、それHPやろ。
前 前     ページの先頭へ ページトップに戻る       次 次
シリーズ 「いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ」 の第三回目は、九州大学の漢那朝雄先生にご登場いただきました。
菊地とは同い年ということもあって、ACLSなどの蘇生教育を通じてすごく親しい間柄になっています。
 ハリーコール:
院内で緊急に心肺蘇生が必要となった時、医師に全員集合を伝えるために流される特別な業務連絡放送。
「ハリー先生 ハリー先生 ○△□まで」という院内アナウンスが行なわれる事が多い。