AEDを使う心肺蘇生法(CPR)ホームページ
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いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ

循環器学会の先生方が、心肺蘇生に目を向けるようになった事は大きいかな。
漢那 循環器学会の先生方が、心肺蘇生に目を向けるようになった事は大きいかなと。
菊地 はあーっ。
漢那 これは、「広める会」 とかだけでは無理だっていう話で、やっぱそこには 「AHA」 様という、水戸黄門の印籠があったからね・・・。
菊地 ハッハッハッ (笑) 。そうかもね。
漢那 一麻酔科医が 「胸骨圧迫が ・・・、ベーシックなCPRが出来てないから助からね−もん」 なんか言ってもねぇ、昔は ・・・ 数年前のレベルだったら、「なんか麻酔科の人が、なんか言いよるって」 ぐらいで終わってさ、多分聞く耳もたんかったはずなんやけど、今、そうじゃないもん。
菊地 うん。
漢那 「いや、AHAがそう言ってますから」 と。
菊地 確かにね。そうかもね。
漢那 そういう意味では、「蘇生が大事だ」 「胸骨圧迫が大事だ」 っていうのをわかってくれた事は大きいよね。ICLSは心肺停止だけだったんだけど、その基本的なプログラムの骨格は、僕が作ったのが原案になったんですけど、「Basic CPRがきちんと出来なかったら助からん」 という確信があったから、午前中にね、まずBLSやって、それからACLSの領域っていうところをやってたと。
菊地 うん。
漢那 逆に今のAHAのコースと似ちゃったよね、みたいな。「マネされた」 みたいな。うそうそ。ハッハッハッ (笑) 。
菊地 ハッハッハッ (笑) 。
漢那 そういう意味じゃ、ちょっと、言いたいよね。
やっぱり、僕らが思ってたことと同じこと考えてる人が世の中に多いんやとかって。
菊地 なるほど。うん、まぁ、そうね、エビデンスがね、変わったからね、やっぱり。みんなが気にしていたことが明らかにされたからね。
漢那 まあ、循環器の先生方がこちらを向いた事で、凄く、波及効果が大きいと思うんですよ。
菊地 これから行きますよ、日循は。本気ですよ。
普及という教育の面でも、研究の面でも。色々な領域の方々とも、コラボレートしていきますよ。
漢那 いや、本当にありがたいなと。
菊地 うん。お願いしますから。
漢那 ハハハッ (爆笑) 。
菊地 ハハハッ (爆笑) 。
シリーズ 「いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ」 の第三回目は、九州大学の漢那朝雄先生にご登場いただきました。
菊地とは同い年ということもあって、ACLSなどの蘇生教育を通じてすごく親しい間柄になっています。