AEDを使う心肺蘇生法(CPR)ホームページ
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いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ

ハートセイバーAEDは一般市民向けに凄く良いと思う。
漢那 だから、BLSに関しては麻酔科学会からの絡みもあって、「応急手当て普及の会」 とかをきっかけにしてるんですよね。
菊地 うんうん。
菊地 今後、「応急手当普及の会」 はどうしていくの?今やっている一般市民向けにやってる活動はどういうふうにしてくの?
漢那 「応急手当普及の会」 には、独自にある程度やってってほしいと思ってるし、ただ 「普及の会」 の中でAHAのインストラクターになってる人達には、ある意味、奇特な人達がいるわけだけど・・・。
まあ、彼らにはハートセイバーAEDが日本語になった直後からハートセイバーAEDコース教えてもらうといいかなと。
菊地 うん。
漢那 ハートセイバーAEDコースで、一般の人対象のコースを彼らがどんどんやってくれたら、もの凄く良いと思ってて。
まあ、これまでの教えた回数とそのコメントの中身から言うても、インストラクターの中でも高レベルのものを身につけたんじゃないかなと思うんで・・・。
菊地 教え方はやっぱり、日本のこれまでの教え方と比べて、やっぱり、ハートセイバーAEDの方が良いと思う?
漢那 うーん・・・。まあ、受講者のバラツキが出ないという意味ではすごく良いんじゃないかな。
菊地 はー。やっぱり・・・じゃあ、受講してくれた人のレベルは上がるんだ。
漢那 うーん。AHAのコースって、そのインストラクターによるバラツキが少ないですよね。多分ね。
菊地 なるほど。インストラクターに左右されないっていうのは、視覚教材としての、あのDVD映像が良いのかな?
漢那 ほら、話をしたがるインストラクターがおったら、話し始めて練習の時間が短くなっちゃうじゃない。だけど、あのDVDでやると練習時間は確保できるので、そういう意味じゃねぇ、良いんじゃないかな・・・。
菊地 うん。
漢那 あのDVD映像は何が良いかというと、・・・インストラクターの質があんまり高くなくても、そこそこどうにかなるってことで・・・よく考えたらね、あれ逆に、インストラクターを信用してないってことなんですよね (笑) 。
菊地 ハッハッハッ (笑) 。
漢那 そう、思いますよ (笑) 。
菊地 うん。そうかもね。じゃあ、やっぱり、あのDVD映像が良いってことなんだね。
漢那 うん。それは凄く良いと思う。
菊地 日本の教え方に較べれば、全然なんかこう・・・洗練されてるし・・・。凄く良いと思うんだけど・・・。
DVD映像を用いた教え方は、液晶プロジェクターなんかどこでもあるし、そんなに困る事でもないと思うんだよね。
漢那 そうそう。全体的な総合点あげれば、絶対上よ。
菊地 ね! 絶対、お金掛けただけもあるし。学べると思うね。
漢那 うん。あのさぁ、モチベーションに対する部分とか、どうしてる?
菊地 うん、最初に話をして、そうしているけど・・・。
具体的に 「こういうところにAED置いてるよね」 みたいな地域の情報を盛り込んで、その点では思いっきりローカライズした話もしてるよ。
ただ、強調点は耳にタコができるくらい、繰り返してしゃべっているよ。
「プッシュ・ハード、プッシュ・ファスト」 「充分にリコイル」 「胸骨圧迫の中断は10秒以内」 ・・・。
漢那 ハッハッハッ (笑) 。そうなんだぁ。
菊地 えっ? しゃべり過ぎ? 差し障りないぐらいでしょ。
漢那 ハハッ (笑) 。うん。
菊地 じゃ、これから日本の教え方も、あれをどんどん取り入れて・・・多分、変わっていくんだよね?
漢那 どうでしょうか。
菊地 え?・・・変わんないの? そうでもないの?
漢那 一般人に関して言うと、今までの教えてる実績とすれば、多分、日赤が、車の免許取る時に、だいたい年間100万人以上教えてますよね。確か車の免許取る人って、毎年200万人ぐらいいるんで・・・。
で、消防の講習も多分ねぇ、100万から200万の人達を教えてるわけなんですよ。
菊地 あっ、そうなんだ。
漢那 ハートセイバーAEDコースなんか、所詮ウン千人でしょ? 多くても。
菊地 いや、でもさ・・・あの教え方を取り入れれば良いわけでしょう? 別にハートセイバーAEDコースじゃなくてもいいわけだ。
漢那 うん。そうそう。
菊地 だから・・・今後はそうなって行けば良いんでしょう?
漢那 だと思いますけど・・・。だから、消防と日赤が変わらないと、つらい。
・・・最大大手の消防と日赤がキリンビールとアサヒビールみないなもんで、ハートセイバーAEDはオリオンビールみたいなもん。シェア的に言うと・・・。
自分、沖縄出身なもんで・・・。
菊地 ハッハッハッ (笑) 。
まあ、でも、変わらざるを得ないんじゃない?
漢那 うん。まあ、そうなってくると良いんでしょうけどね。
菊地 うん。なるほどねー。資金面に関しては、日本人は結構、お金持ってるからね。DVD映像を作ろうと思えば、結構良いものが作れると思うし、液晶プロジェクターも安くなってるからね。そんなに困る事でもないと思うんだよね。
変わろうと思えば変われると思うんだよね。
漢那 うん。・・・その・・・上なり、なんかが、変わればね。
菊地 ただ、その気になっていないだけだと思うんだよ。だから、教え方が本当に良いと思ってれば、そう変わっていくよね。
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シリーズ 「いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ」 の第三回目は、九州大学の漢那朝雄先生にご登場いただきました。
菊地とは同い年ということもあって、ACLSなどの蘇生教育を通じてすごく親しい間柄になっています。
 ハートセイバーAED
半日のコースで、成人への心肺蘇生法と気道異物の除去に加え、AED(自動体外式除細動器)での除細動を学びます。