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第四回 真弓俊彦先生
> その9:地域のレベルを上げるのが我々の使命だからね。
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その1
ほんとに大事なのは市民向けの講習会を開いて、バイスタンダーにどれだけCPRをやってもらえるか、ということ。
その2
きみの目標はいくつかあると思うけども、最大の目標は無事に日本に帰る事だよ。
その3
アメリカに留学していたのも、今から15年以上も前なんだね・・・(懐)。
その4
最初の専門は消化器外科だったんです。
その5
人生いろんな事ありますよ・・・。アメリカに行ってなかったら、今も外科医やってたかもしれない。
その6
みんなが集まってくれることによって、どんどんどんどんCPRの輪が広がっていくわけですからね。
その7
ICLSは研修医レベルだから、救急医学会の専門医はICLSで満足してちゃいけない。
その8
学会は国民のためにある。
その9(最終回)
地域のレベルを上げるのが我々の使命だからね。
真弓
ACLSプロバイダーマニュアルの日本語版、11月末か12月の始めには出るみたいよ。
菊地
11月30日みたいですね。既に刷り上ってはいます。あとは、どこかの許可とか、書店の準備でちょっとずれるぐらいだって言ってました。
真弓
ACLSプロバイダーマニュアルの日本語版がでると、一気に看護婦さんの受講希望者も増えるから。
菊地
やはり日本語への翻訳は重要ですよね。
コアインストラクターコースのテキストとDVDの日本語翻訳も日本循環器学会で行いましたので、近々、出版されると思います。
コアインストラクターコースは、基本的には自己学習用に作成されているんですけど、英語で理解するのは難しいじゃないですか。日本語でもその内容を理解するのが大変なのに、まして英語なんて・・・。
真弓
あれは、成人教育として・・・インストラクターにとって、すごくいい内容ですからね、やっぱり。そうすると、また全然違ってきますよ。
菊地
ええ、そりゃぁ、もう、全然。本当は自己学習用のCDを日本語に作り変えたかったんですが、コストが割に合わないみたいなんです。
もとのデータがないみたいなんです。だから、日本循環器学会ITCでは、コアインストラクターコースを日本語で行っているんです。まず手始めにすでにインストラクターになっている人にも是非受けてほしいと思っています。事前に何も勉強しないで1日で終わるコースで。
真弓
でも、10時間はいきますよ、10時間は・・・。8時から始めて6時ちょっと過ぎ・・・。
菊地
えっ?10時間かかってないですよ・・・。9時間?その間に昼ごはんも食べているし・・・(笑)。
真弓
今度、名古屋でコアインストラクターコースを開くんですよ。 「インストラクターとして勉強していきたい人は、いくらでも来て下さい。AHAのインストラクターに限らず、この地域でインストラクションに関して勉強したい人はみんな来て下さい」 って、参加を呼びかけているんです。地域全体のインストラクションを高めるのはいい事じゃないですか。
菊地
はい、素晴らしいですね。
今、栃木ではBLSコースやる時に、インストラクターに 「いつもより1時間早く来てほしい」 と言って、その1時間で 「今回はユニット2」 だとか、 「次回はユニット5」 だとか、分けて勉強会としてやってるんですよ。
自分の勉強にもなりますし、みんなの勉強にもなるから・・・。 「絶対損はさせないから、1時間早く来てほしい」 ってやってるんです。
真弓
なるほど、それもいいね。
菊地
結構いいと思いますよ。名古屋も門戸を広げていてすごいですね。
真弓
だって、地域のレベルを上げるのが我々の使命だからね。だから、 「ICLSでインストラクションしている人にも、みんなにAHAの教育手法を学んでほしい。AHAのインストラクターに限らず、来たい人はみんな来て下さい」 と言ってるんです。
菊地
うん。すばらしいです。ほんと、その通りですよ!みんながレベルアップすればいい事ですから。
真弓
いいよね。それは、AHAでのコースもそうだし、ICLSコースもそうだし、みんなつながっているし。やっぱり、AHAは数十年の長があって、インストラクション・スキルに関していっぱい良いものを取り入れてるから、それを是非、還元するのがいいのかなーって思っているんです。
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シリーズ 「いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ」 の第四回目は、名古屋大学の真弓俊彦先生にご登場いただきました。