AEDを使う心肺蘇生法(CPR)ホームページ
Push,Push,Pushは、皆さんへのメッセージです。 J-PULSEホームページ

自動体外式除細動器(AED)を使う心肺蘇生法

最近、心臓発作で倒れた人が、自動体外式除細動器(AED)で 「いのち」 が助かったというニュースが多くなってきました。倒れてから数分以内にAEDを使用できるようになれば、「いのち」 が助かる人はもっと増えます。

心臓発作による突然死は、日本では年間4〜5万人と推定されています。交通事故での死亡数よりもはるかに多いのです。その心臓発作による突然死の原因は8割以上が 「心室細動」 という不整脈です。心室細動になった途端、心臓の筋肉はけいれんしてしまうため、ポンプとして血液を送り出せなくなってしまい、意識を失います。そのまま、心臓が停止した状態で救命救急センターへ運ばれて来た人で、「いのち」 が助かるのは現在のところ5%程度にすぎないのです。

心室細動が発生してから心臓の働きが再開するまで、「いのち」 が助かる率は1分毎に約10%減少します。その治療法は唯一、電気的除細動 (電気ショック) だけですので、電気ショックまでの時間が「いのち」 が助かる率を左右することになります。迅速に電気ショックすることが 「いのち」 を救う 「鍵」 となります。

でも、電気ショックだけでは不十分なのです。心肺蘇生法、とくに胸を押す心臓マッサージが大切なのです。心肺蘇生法に引き続いて除細動を行うと、「いのち」 が助かる率がよりいっそう高くなるのです。

その場に居合わせた人は、 「3つのプッシュ」 を行います。

自動体外式除細動器(AED)を使う心肺蘇生法より 3つのプッシュ

こうすることで、多くの方が後遺症を残さずに社会復帰できるようになります。

当ページは菊地先生の許可を得て掲載しています。