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臨床で気道確保が困難な症例に遭遇する機会は稀ではありますが、起こり得る合併症は重大であり、日頃から対策が必要です。特に麻酔科医には、気道確保困難症例の管理(Difficult Airway Management: DAM)の習得はもっとも必要な基本技術と言えます。アメリカ麻酔学会(American Society Anesthesiologists: ASA)は1992年に挿管困難患者管理のための実践ガイドラインを公表し、2003年にはEBMを指向した改訂版がAnesthesiologyに掲載されました。日本医学シミュレーション学会では、このガイドラインを基にASAのDAM アルゴリズムを理解し、DAMに必要な実際のプロセスと手技を習得していただくセミナーを企画・運営しています。
今回、日本麻酔科学会東京・関東甲信越支部第47回学術集会において気道管理の技術を学ぶ「DAMハンズオンセミナー」(日本医学シミュレーション学会共催)を開催することになりました。DAMハンズオンセミナーは高機能実体シミュレータを使用してDAMに必要な手技の習得を目的としています。DAMの基本手技(I-LMA、ガムエラスティックブジー、輪状甲状膜切開、経気管ジェット換気)を中心に、役に立つDAM関連手技を少人数で実習していただきます。基本手技以外にも最新の気道確保器具のデモンストレーションも企画しています。是非この機会にセミナーに参加していただき、DAMに必要な手技を習得しましょう。皆様振るってのご参加をお待ちしております。